「映画人九条の会」の1周年記念集会が、12月13日開催される。
「九条の会」とは、憲法九条改悪を阻止するため、9人の知識人(井上ひさし、梅原猛、大江健三郎、奥平康弘、小田実、加藤周一、澤地久枝、鶴見俊輔、三木睦子)によって、04年6月に結成され、全国民に賛同と連帯を呼びかけた。それに応えて、映画関係者・愛好者に参加と共同を呼びかけ、04年11月に結成されたのが、「映画人九条の会」である(呼びかけ人 大澤豊、小山内美江子、黒木和雄、神山征二郎、高畑勲、高村倉太郎、羽田澄子、降旗康男、堀北昌子、山内久、山田和夫、山田洋次)。
1年の会の取り組みを振り返ると、
11月24日 国策アニメ『桃太郎海の神兵』上映と高畑勲監督の講演
3月 3日 黒木和雄監督と小森陽一氏の憲法対談
4月14日 新藤兼人監督の『第五福竜丸』の上映と講演
7月27日 海南友子監督の『にがい涙の大地から』の上映と講演
と充実した内容で、交流と学習を深めてきた。
1周年集会では、池田香代子・大澤豊・海南友子・川本喜八郎・神山征二郎・ジャン・ユンカーマン・高畑勲各氏の「映画人、9条への想いを語る!」リレートークが予定されている(ほか2~3名にも交渉中)。
衆院選は、改憲勢力「大勝」という結果だったが、「9条反対6割以上」という世論調査が示すように(毎日新聞10/5)、「九条の会」も着実に広がってきている。
写真 上:新藤兼人監督 中:大澤豊監督 下:ジャン・ユンカーマン監督
映画人九条の会