知られざる憲法学者・鈴木安蔵を主人公に、憲法の大切さを訴える映画『日本の青空』のキャストがようやく決まった。鈴木安蔵役に高橋和也。アイドルグループ「男闘呼組」の出身で、最近では『出口のない海』の冷徹な大尉や『純情きらり』の負傷帰還兵の役などが印象に残る。憲法の映画に高橋和也氏はちょっと意外な感じだが、『純情きらり』のサイトで、
「浩樹をはじめ多くの人たちの運命を大きく変えた第二次世界大戦は、当時を知る人もだんだんと少なくなり、今では遥か遠くの時代のようになりつつあります。そういうなかで、こういう役をいただいて自分がもう一度当時の人々や時代について考えることができるというのはとても幸せなことだと思うんです。あの戦争を経験された方たちへの目線が変わりましたし、次の未来、自分たちの子どもにも伝えていかなきゃいけないという思いも新たにしました。そういった意味でもとてもやりがいもありました」と平和憲法を守る映画の主役にふさわしい発言をしている(こまつ座舞台『泣き虫なまいき石川啄木』の啄木役も演じている)。
安蔵の妻・俊子には『草の乱』で井上伝蔵の妻の演じた藤谷美紀、高野岩三郎に加藤剛、白洲次郎に宍戸開。
憲法を主題にした映画は、『ベアテの贈り物』(藤原智子監督)『映画 日本国憲法』(ジャン・ユンカーマン監督)、最近完成した『戦争をしない国 日本』(片桐直樹監督)とドキュメンタリーはあったが、『日本の青空』のような劇映画はいままでなかった。ドキュメンタリーに比べ、憲法に関心のない人でもとっつきやすい映画となるだろう。「平和憲法を守る過半数世論を獲得するための取り組み」というこの映画の製作意図に大いに賛同するものである。
キャスト決定!!日本の青空ホームページ