シネ・フロント8月号は、『映画・日本国憲法』を特集している。監督のジャン・ユンカーマンと「九条の会」事務局長・小森陽一の対談、朝日新聞「論座」編集部・伊藤千尋のユーロスペースでのトークショー、GHQ憲法草案に関わったベアテ・シロタ・ゴードン氏インタビューと、50ページ近い大特集となっている。
もうひとつの特集は、イラン映画『亀も空を飛ぶ』で、バフマン・ゴバディ監督の共同記者会見の記事を掲載している。ほかは、『空を飛んだオッチ』に出演している嶋田奏子のインタビュー、韓国アニメ『マリのいた夏』の監督イ・ソンガンと高畑勲の対談など。
『映画・日本国憲法』は、現在渋谷ユーロスペースで上映されているが、好評のためかロングラン上映となっている(7月2日からの上映)。同時に設定されている連続トークショーには、ジャンユンカーマン・日高六郎・伊藤千尋・筑紫哲也・前田哲男・森達也らが登場、企画的にも素晴らしいものだった。