昨年の朝日新聞・神奈川県版(05.12.5)で、閉館した横浜日劇が「レトロ」な外観を生かしてイベント会場として復活すると、「横浜日劇の灯再び」と見出し報じていた。当サイトでも「映画館」としてではないのは残念であると書いたが、6/5の朝日・神奈川版によると、年内中に映画館として復活するようだ。映画好きの有志6人が「横浜日劇再生準備委員会」を立ち上げ、持ち主と交渉、運営会社設立を視野に入れ、映画・映像の発信基地を目指す。そして、「横浜=映画芸術を発信する街」のイメージをつくり、地域一帯の活性化に結び付けようと目論む。
新作のみならず古い名画の上映や映画監督らによる映画講座、交流の場などを設ける方針というので、「中央興業」時代のような充実したプログラムが期待できそうで、楽しみである。周辺にはシネコンが増殖し続けるが、上映される映画はほとんど変わりばえしない。映画監督特集・平和映画祭などの企画を、ぜひ再び実現させてほしい。
6月24日~7月7日には『いつか読書をする日』の特別上映会を予定している。